物欲にのみ込まれモードに浸っている。
4年以上使っているスマホ、「huawei P30 Pro」をそろそろ機種変しようかと調べまくっていると、二つの候補が挙がる。
一つは、「nothing phone 2」。とにかくデザインが素晴らしい。もうそれだけで大きな差別化なのだけど、価格帯のわりにはスペックも申し分ない。ちょっとした音づくりも含め、音と光で遊べそうなのも魅力。しかしサイズがなあ。6.7インチはだいぶ大きい。そもそも今のスマホの6.5インチですら大きいと感じるのだ。手が小さい自分にとって片手で操作しにくい違和感と不便利感を365日抱かなくちゃいけないのは気が引ける。
そして、もう一つの候補である「asus zenfone 10」に注目する。サイズは、5.9インチ。しかもハイエンドモデルで、もう数年買い換えしなくてもスペックで困ることはない(特に気にするのは、操作スピード)。ぶっちゃけカメラに関しては、4年前のモデルの今のスマホでもそこまで引けは取らない。それにα6400のカメラを普段使ってるから、まあ写真における期待はしない。強いていうなら、映像撮影時にどれだけジンバル機能が働くのか気になりつつ、スマホでのちょっとした撮影は少し増やしてもいいのかもなぁと妄想を膨らましたり。じつは「zenfone 8」に購入を検討してたが、どこか踏ん切りがつかずに今に至っている。10という数字が、弊社TENGにもシンクロしてる気がして、これだ!感は強い。
さて、zenfone 10を買うことは決めた。しかし、いつ、どこで買うか、はまだ決まっていない。ということで、さまざまなショッピングサイトでまた調べる。おそらく楽天で買うことになるが、じゃあいつがいいんだろうなと。10月までには欲しいからそれまでで一番得しそうなタイミングを狙おう。と、貧乏性が発揮される。ついでに、アクセサリーも選び、今のスマホは完全カメラ扱いにするので、その保管のためのアクセサリーも買い直して……と物欲が止まらない。
自分の場合、(体をつくる栄養源としては大事なのはわかるけど)メシのような食べると無くなるものに対する欲は少ないが、かたちに残るもの、さらには仕事などの生産に使うものへの欲への追求はは甚だ激しいように思う。5000円以上の買い物です調べに調べて慎重にポチるくらいだ。10万以上だったら、より決断までのリサーチおよび自分への言い聞かせが深くなってくる。「これを買うんなら、ちゃんとあれをやるんだぞ」と自分との約束を取りつける。
もう2週間以上もzenfone 10様に取り憑かれているので、ちょっと疲れてきた。そろそろお祓いをしたいところだ。買うぞ、使うぞ、働くぞ、で、次の物欲を追っかけるために、稼ぐぞえ。
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と、数日間「こんな物について書いてもしょーもないな」と思っていたが、むしろこういう「取るに足らない」話ほど書いたほうがいいのかもしれない。しょーもないと思った時点で、何かしらの“監視”とい“編集”が働いてたわけで、そのせいで“こぼれ落ち”そうになっていた一連だった。
あと、そうそう、自力には限界がある、のはわかる。自力にも自分にも限界があって、自分が見える/見ようとする世界だけだと面白味に欠けてしまう。加齢のせいもあるだろうけど。だからこそ、他人の眼を借りながら、新たな根を芽を探してみるわけだ。
目的の周辺にこそ面白いものは転がっている。
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