「昨日君が自分から下ろしたスカートのファスナー およそ期待した通りのあれが僕を締めつけた」
『ファスナー』をSpotifyで流し、これを書きはじめている。ミスチル桜井の声ではなく、スガシカオの声からはじまるver.のやつ。聞き入っていたら、ここまでを書くのにいつの間にか曲が終えていた。
次に流れたのは、小沢健二の『流動体について』。オザケンが気になりプレイリストには入れてるが、まだ聞き慣れておらず、新鮮な歌詞が、その意味が頭に這い込んできて、なかなか頭が働かない。
「意思は言葉を変え 言葉は都市を変えていく 躍動する流動体 数学的 美的に炸裂する蜃気楼 彗星のように昇り 起きている君の部屋までも届く」
ほら、またついついそのシチュエーションを想像し、意味を考えてしまう。自分なりに読み解き終わっていない歌詞のある曲は、作業BGMには向かない。
そして、次に飛び込んできた音は、『愛はおしゃれじゃない』。岡村靖幸パイセンのやつですね。ライブ映像が最高なんだ。サビが、ぼくにとって、ずーーーっと、いろんなことを考えるパンチラインになっている。
「モテたいぜ君にだけに」
だれの向けた、言葉と行動なのか。
「東京は燃えてる 僕の心映し出す様に 絶望や希望が渦巻いてる人工砂漠で」
そして、いつの間にかGLIM SPANKY『東京は燃えてる』に音は移ろっていた。一時停止して意味をかみ砕く時間はほしいけど、今はそんな気分じゃない。書きたいから、とかじゃなく、なんかムラムラしてきたな。ファスナーを引きずってるからだろか。
ああ、インストのみMEZERUG「Welcome Theremin」が流れてきた。ぐわんぐわん揺れる音に耳がジャックされた。とびきり集中できそう。