アニメ・ドラマについては、4月に入ってからは『転スラ』『怪獣8号』『おいハンサム!! 2』をネトフリ配信で追いかけている。怪獣8号はちょうどアニメ1話と原作最新話でのやり取りが重なるように描かれていて、おおおぉぉとなった。

それと、アニメを通して日本のアーティストを輸出しようという流れがあった気がするけど、怪獣8号については、VOD文化もあってか、もはやOP/ EDが海外アーティストで固められ、外からの流入チャンスを狙っているように思った。

お笑いについては、最近はピンネタばかりを漁っている。特に「あるある」や「ことば」を扱うピン芸人に狙いを定めて。定番といえば定番のバカリズムにはじまり、若手であれば寺田寛明あたりを中心に。

内P時代から、めっちゃ好きだったよなぁ、と噛み締めるのは、ふかわりょう『小心者克服講座』がえぐい。そこでのネタが現代版も含めて、一言ネタクイズになっているのが堪らない。端的な「あるある」のなかに、ちゃんと物語があり、皮肉が込められている凄みを感じる。それでいうと、やっぱりつぶやきシローのぼそぼそした表現力は脱帽もの。

本に関しては、『ものがわかるということ』と『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』をちまちま読みながら、新しくやってきた小林賢太郎の『表現を仕事にするということ』にじっくり向き合える時間に胸を躍らせている。

他の積読本となっている『コミュ力は「副詞」で決まる』は、書きたいネタの参考になりそうな気がしている。読み返しとしては、もう中学生のときからの付き合いとなっている『カーネギー名言集』。つまみ読みするのに適しまくっている一冊だ。

そういえば、4月から店をゆるくオープンしはじめたわけだけど、気がつけば、大なり小なりを気にしなければ、自分も本屋店主になっていたわけか。スルッとなっていて自覚がなかった。ただの「本をわりと読む人」から「本屋やってる人」は、自分の中では正直何も変わらないけど、外からの見られ方はだいぶ変わる。

その立場はうまく活かしたいよねぇと思うわけです。